第48回みんくるカフェの申込みが定員いっぱいとなりました。お申込みいただいた皆さまありがとうございます!キャンセル待ちをご希望の方は下記よりお申込みください。キャンセルが出てご参加いただけることになりしだい、ご連絡申し上げます。それでは引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
> キャンセル待ちのお申込みはこちら


みなさん、こんにちは!
みんくるプロデュースの芦野です。

少しずつ春らしい暖かな日が増えてきましたね。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

03/12(木)に第48回みんくるカフェを開催します。
みんくるカフェは、医学の知識や医療従事の経験に関わらず、誰もがつどい、健康/医療にまつわる身近なテーマで気軽に話し合える語り場です。

今回は「人との関わりの中で回復するということ〜摂食障害の経験から〜」というテーマです。

摂食障害という経験を経て、そして「今」を生きる林利香さんをゲストスピーカーにお迎えして、「回復する」ということについてお話していただきます。

体に不調を感じたとき、私たちは病院に行き、「私のこのからだに起こっている不調を治してほしい」と願います。医学の力で回復することを願います。

では、林さんは「摂食障害」からどのように回復したのでしょうか。林さんに回復をもたらしたものは何だったのでしょうか。

そんなお話をうかがいながら、「人との関わりの中で回復するということ」について皆さんと対話をしたいと思います。

第48回みんくるカフェ「人との関わりの中で回復するということ〜摂食障害の経験から〜」

申込み 申込みはこちら>

日時 2020年03月12日(木)
19:00〜21:00(開場18:30〜)

会場 SIGNE COFFEE(シグネ コーヒー)
東京都文京区根津1-22-10

*東京メトロ千代田線|根津駅から362m

定員 12名(先着順)

参加費 2,500円(ドリンクとスイーツ付き)
*参加費は会場費・運営費に使用させていただきます
*キャンセル料について
ご参加をキャンセルされる場合、以下のようにキャンセル料を申し受けます。
・前日のご連絡 50%
・当日のご連絡 100%
・ご連絡なく不参加 100%

セッションの流れ 19:00~19:10 イントロダクション&アイスブレイク
19:10~19:40 林利香さんのお話
19:40~20:05 対話セッション1
20:05~20:30 対話セッション2
20:30~20:45 全体共有・まとめ
20:45~ クロージング

問合せ みんくるプロデュース事務局
mincleproduce@gmail.com

主催 一般社団法人みんくるプロデュース




こんにちは!
みんくるプロデューススタッフのマミです。

年の瀬も迫る12月22日(日)、東大医学図書館3階会議室にてみんくるカフェを開催しました。今回のみんくるカフェは、ドキュメンタリー映画「ある精肉店のはなし」を上映し、映画鑑賞後に参加者の皆さんで対話をする、というこれまでにない新たな試みの会となりました。

「ある精肉店のはなし」は、大阪府で、代々精肉店を営んできたある家族の物語です。牛を飼育し、屠畜し、切り分け、そして食肉として販売するというこの家族の日々の営みを、私たちは日常目にすることがありません。「知らない」と言ってもいいでしょう。でも、私たちは食卓に上るお肉を日常の中で頻繁に目にし、そして「おいしい」と言って口にします。

article00165-img02

では、私たちはお肉を口にするとき、「いただきます」と言いますが、その「いただきます」という言葉に、どれほどの意味をこめているでしょうか。映画の中で語られる北出家の人々の言葉から、「いただきます」という言葉が持つ意味について、すなわち「命をいただく」ということについて改めて考えます。

そして、この家族がこの土地で代々生業として精肉店を営んできた、ということがどのようなことを意味しているのでしょうか。いわれなき差別を受けてきたという歴史、しかし差別のない社会にしたいと願い、運動に参加することで自分たちの意識も変わってきた語る北出家の長男新司さんの表情、そして食卓を囲む北出家にあふれる笑顔を見ることで、私たちはさらに様々なことを考えます。差別がなぜ生まれる必要があるのだ、と。

article00165-img03

そんなドキュメンタリー映画「ある精肉店のはなし」を鑑賞した後、4~5人のグループで輪になり、「映画を観て何を思ったか」というとても大雑把なテーマで自由に対話をしました。そして、途中で席替えをして、さらに違う方々と対話を続けました。今回は特にはっきりとしたテーマを設けず、参加者の方々が自由に語っていただくことに任せてみようと思いました。

おそらく、職業が異なり、年齢が異なり、住む地域も異なり、と様々な背景をもつ参加者の方々がいらしたことから、対話の内容はグループごとにテーマが異なり、また対話の発展の仕方も異なっていたと思います。

そして、約20分を2回というグループでの対話を終え、最後に参加者の皆さんと対話の内容を共有するにあたって、映画の中のある言葉を取り上げ、その言葉をどのように解釈したのかについて皆さんと話しました。それは、北出家の次男昭さんの次のような言葉です。(私の記憶の中での言葉なので正確な言葉ではないかもしれません)

「よく、牛を殺すようなことができるな、すごいな、って言われるけれど、いや、それを食べているあんたのほうがすごいよって言うんだよ。」

article00165-img04

この「すごい」とはどのような意味をもつのでしょうか。そして昭さんはどうして「すごい」という言葉をなげかけられたのでしょうか。何が「すごい」のでしょうか。

この「すごい」という言葉には、「命をいただく」ということ、そしてこの土地で代々精肉店を生業として受け継いできたということ、それらの意味を合わせて深く考えることにつながるように思います。そして、この「すごい」という言葉は、観る側の人間の背景や考えによって異なる解釈が生まれます。機会があれば、是非この映画を観て、そして考えていただければ、とも思います。

article00165-img05

では、最後に参加された方からいただいたアンケートをご紹介します。
【今回参加して、新たな気づきや学んだことは何ですか?】
・生活や日常の一つ一つの動作の中にも、家族や共同体の歴史、それを生きた人の思いがつまっていること。
・映画から伝わることは皆違い、それを共有することの面白さがわかりました。新しい情報を得る、刺激を得るだけではなく、理解しあう楽しさみたいなものも映画のおもしろさと思いました。
・この映画は、家族の映画であり命の映画であることです。ひとりの人の歴史に多くの命(家族、動物、そしてまわりの人々)がかかわっていると再認識しました。
・北出家の方々が、素手ですべての行程をおこなっている姿が非常に印象的でした。仕事への誇り、情熱、動物への感謝などを感じました。
・生き物の命をいただくことの大切さ。差別が無意味であること。

【今回の参加は、今後のあなたの活動・お仕事にどんな影響を与えそうですか?】
・食に向かう気持ち、感謝
・映画を撮るような気持ちで、日常の細部の場面を観察できそう
・残り少ない人生に大分影響を与えそうです。
・子どもたちへの食育をしっかりとしていこうと思います。
・生活する上でかかわる物、すべての過程、背景、社会一つひとつ考えてみること
・知らないことを知ることの意味を改めて感じました。それは自分で考えることにつながり、深い理解となると思います。

ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!


みなさん、こんにちは!
みんくるプロデュースの芦野です。

段々と寒くなってきて、風邪もひきやすいシーズン到来ですね。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

12/22(日)に第47回みんくるカフェを開催します。
みんくるカフェは、医学の知識や医療従事の経験に関わらず、誰もがつどい、健康/医療にまつわる身近なテーマで気軽に話し合える語り場です。

今回は参加者の皆さんと一緒に映画を観て、対話をしたいと思います。

映画|ある精肉店のはなし
公式HPはこちら>

私たちは食事をするとき「いただきます」と言います。おいしいお肉料理を「いただく」とき、その動物のいのちを「いただく」ことでもあります。

この映画は、大阪府の「ある精肉店」の「おはなし」です。

このおはなしの中心となる家族は、牛を飼育し、屠畜し、そしてそのお肉が人々の食卓にのぼるまでをお仕事としています。代々、この土地でこのお仕事を引き継ぎ、生活を続けてきました。この土地を離れたいと思ったこともある。でも、続けてきたのだといいます。

その言葉にはどのような意味があるのでしょうか?

そんな映画の二つのテーマについて、参加者の皆さんと一緒に映画を観て、対話をしたいと思います。

第47回みんくるカフェ「ある精肉店のはなし」を観て対話しよう

申込み 申込みはこちら>

日時 2019年12月22日(日)
14:00〜17:30(開場13:30〜)

会場 東京大学医学部中央館3階301(医学図書館3階)
 
*本郷三丁目駅|丸の内線 徒歩8分
*本郷三丁目駅|大江戸線 徒歩6分

定員 25名(先着順)

参加費 1,500円(映画鑑賞代+飲み物とお菓子をご用意します)
*参加費は会場費・運営費に使用させていただきます
*キャンセル料について
ご参加をキャンセルされる場合、以下のようにキャンセル料を申し受けます。
・前日のご連絡 50%
・当日のご連絡 100%
・ご連絡なく不参加 100%

セッションの流れ 14:00-14:10 イントロ&アイスブレイク
14:15-16:10 映画「ある精肉店のおはなし」上映
16:10-16:20 休憩
16:20-16:40 対話セッション1
16:40-17:00 対話セッション2
17:00-17:15 全体共有・まとめ
17:15- クロージング

問合せ みんくるプロデュース事務局
mincleproduce@gmail.com

主催 一般社団法人みんくるプロデュース




皆さん、こんにちは。
みんくるプロデューススタッフのマミです。

10月30日(水)、中野区社会福祉会館(スマイルなかの)で似顔絵セラピーの村岡ケンイチさんをお迎えして「セラピーが「場」にもたらすもの」というテーマでみんくるカフェを開催しました!

ケンイチさんは、全国の緩和ケア病棟や高齢者施設などを訪問し、そこで過ごされている方々の似顔絵を描く似顔絵セラピーという活動を13年も行っています。最近では、訪問診療を行っている医師に同行して、患者さんのご自宅で似顔絵セラピーを行うこともあるそうです。

まずは、そんな似顔絵セラピーの活動を行っているケンイチさんから、これまでの活動についてのお話をうかがいました。ケンイチさんは、これまでも似顔絵の世界では何度も受賞の経験があり、本業の絵を描くことで十分な業績を収めてきた方です。そんな中、似顔絵は人に笑顔をもたらすことができる、似顔絵のもたらす力が病院関係者の目にとまったことから、似顔絵セラピーの活動をスタートしたそうです。

article00162-img02

ケンイチさんの描く似顔絵は、描かれている方々皆さん笑顔です。そしてその背景には、その方が大切にしているものや、大切な思い出、大切な人など、その方のこれまでの人生が色鮮やかに描かれています。その絵は、単なる「似顔絵」ではありません。そして、その絵を見ることで、描かれた人はもちろん、その周囲にいる人たちの間にも笑顔が広がっていくそうです。まさに笑顔が伝染していくのです。

実際の似顔絵セラピーでは、まずはその人のライフストーリーに耳を傾けるそうです。描く前に「聴く」ことから始まるのです。描かれる人が自分のことを少しずつ語ります。そして、ちょっとしたきっかけから、語りが広がり、そこに対話が生まれていくようです。そしてこの時間が何より重要なようです。参加者の皆さんは、ケンイチさんからお話をうかがうことで、これまでまったく知らなかった似顔絵のもたらす力にとても驚いていたようした。

article00163-img03

そして、ケンイチさんからお話の後、6人ずつ2つのグループに分かれ対話を行いました。まずは、お話をうかがう中で、もっとも気になったことはどのようなことかを話しました。ここでは、みんなが笑顔になっていること、背景に人生が描かれていること、家族のケアにもなっていること、見せたくなる絵だということ、そして、あたたかい、といったことが語られました。そしてその後、話題を変えて、描かれている人、また描く人が、セラピーの場に身を置くということはどのような意味があるのかについて話しました。絶対的の肯定の場であること、相手を「みる」場であること、次はないという一期一会の場であること、、書き手の魔法がかかる場であること、そして、笑顔が伝染していく力を持っている場であること、などが語られました。不思議と対話の間中、参加者の皆さんにも笑顔があふれるような時間となっていました。

そして最後には、今回1番に申し込みをしてくださった参加者の方に「一番特権」ということで、ケンイチさんが似顔絵セラピーを実演してくださいました。30分くらいの時間をかけて鮮やかな水彩画の似顔絵を描いてくださいました。お時間の許す方には実際の似顔絵セラピーに近い形を見ていただきましたが、見ている方は興味津々の様子でした。本当にただ「描く」だけではなく、「語る」そして「聴く」という時間がそこにはありました。出来上がった絵には、描かれた方が語っていた今大切にしていること、大事な時間が背景にギュッと凝縮されて描かれていました。色もとてもきれいでした。絵が出来上がるまで、とても良い時間が流れていました。

article00162-img04

では、最後に参加者の方のアンケートから感想をご紹介します。
・写真と絵の違いを明確に認識しました。「絵」は語りなんですね!
・似顔絵だがそこにとどまっていない。背影にあるその人の核になっているものを描き出している。
・カウンセリングなどの専門的な知識がなくとも、目の前にいる方と向き合う想いがあれば、相手の感情をあげることができる!というところに、人間の可能性を感じました。
・似顔絵を通じて、その人の心だけではなく、その似顔絵に関わる人までも元気にさせてしまう力は不思議なものでした。
・芸術も医療に関わることができることを知りました。

参加してくださった皆さま、どうもありがとうございました!

そして、ケンイチさん、貴重なお話、そして実際に絵を描いてくださり本当にありがとうございました!


こんにちは。
一般社団法人みんくるプロデュース事務局の芦野です。

秋晴れのさわやかな季節を迎えましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。。。

1年ぶりの開催!2019年10月06日(日)に第21回健康・医療みんくるファシリテーター育成講座のお知らせです。

健康・医療みんくるファシリテーター育成講座は、健康・医療をめぐる対話を生み出す実践的なノウハウを体験を通して集中的に学べる講座です。

地域で住民と多職種の対話の場を作りたい方。ぜひ受講してみませんか?

ご希望の方はお早めに下記のサイトよりお申込下さい。スタッフ一同お待ちしております。みなさまにお会いできるのを楽しみにしております!

> お申込みはこちら

*まだお席に余裕がありますが先着順にて受付させていただきます。お早めにお申込みください。


みなさん、こんにちは!
一般社団法人みんくるプロデュースのまみです。

5月22日(水)、中野区社会福祉会館(スマイルなかの)で、「障害ってなんだ?-絵本「みえるとかみえないとか」を題材として」というテーマでみんくるカフェを開催しました!

実は、みんくるプロデュース単独開催のみんくるカフェは久しぶりとなります。そして、これまで東京大学周辺での開催を主としたみんくるカフェですが、少しばかり場所を移動して初めて中野で開催しました。会場となった部屋の窓から見える夕日がとても美しく、都会の夕日の美しさも捨てたものではありませんね。

第45回みんくるカフェ-img02

さて、今回は8名の方が参加してくださいました。スタッフ3名と合わせて11名ということで、こじんまりとしつつも、参加された皆さんの顔が良くみえるちょうどよい人数でもありました。障害とはどういうことなのだろうか、と日頃から「障害」について関心をもっていらっしゃる医療や福祉にお仕事として関わっている方や市民の方が参加してくださいました。

まず、絵本「みえるとかみえないとか(発行所:アリス館)」の朗読からスタートです。
この本は絵本ですが、大人でも十分に楽しめること、そして考えることができる内容です。この絵本は、「いろんなほしのちょうさをするうちゅうひこうしのぼく」が、3つの目をもつことが「ふつう」の星で調査をしたときのお話です。

第45回みんくるカフェ-img03

第45回みんくるカフェ-img04

目が2つしかない「ぼく」を、「え?あるけるの?」「うしろがみえなくてかわいそう」と、3つの目があることがふつうの星の人たちは、すごく気を使ってくれます。 そして、2つの目の「ぼく」はとてもヘンな気持ちになるのです。私がこの絵本を朗読し、参加してくださった皆さんで、この絵本の物語を共有しました。

第45回みんくるカフェ-img05

その後、2つのグループに分かれての対話です。
まずは、この絵本の感想を各々で自由に話し、グループ内で共有しました。

私のグループでは、この「この絵本は色がきれいだね」とか「いろいろと考える内容だね」というような意見が聴かれました。また、この絵本が生まれるきっかけとなった伊藤亜紗さんの「目の見えない人は世界をどう見ているのか(発行所:光文社)」という本の内容についても少しだけ触れると、参加者の方にとっては、へぇ~!という発見の連続のようでした。目が見えない人の世界に本を通して触れ、その世界について純粋に驚かれました。

そして、30分間ほど感想を皆で話しあった後、「障害ってなんだろう?」というテーマで対話を続けました。時間はあっと言う間に過ぎていきました。

障害について話すという機会は日常ではあまりないことではないでしょうか。この対話の場は守られた場であるというグランドルールを皆で理解することで、参加者の方が様々な思いをお話いできたように思います。

第45回みんくるカフェ-img06

2時間という時間は本当にあっという間でした。まだまだ話し足りない、という雰囲気がありましたが、対話は余韻を残すことも大切です。

最後に参加者の方のアンケートから感想をご紹介します。
・支援する側に様々な思い込みがあることに気づかされた。
・いろんな人の見方、受け止め方を知ると、今までの自分の見方が変わる。
・自分が当たり前と思っていることは、場面や場所、コミュニティが変わると、それが当たり前でなくなる。
・余計な情報をとっぱらって素直に見ることの大切さ。

第45回みんくるカフェ-img07

対話により、新たな発見があることを改めて実感したようにも思います。

参加してくださった皆さま、ありがとうございました!


みなさん、こんにちは!
一般社団法人みんくるプロデュースのまみです。

みんくるプロデュースが開催する「みんくるカフェ」は、医学の知識や医療従事の経験に関わらず、誰もがつどい、健康/医療にまつわる身近なテーマで気軽に話し合える語り場です。

今回のテーマは「障害ってなんだ?-絵本「みえるとかみえないとか」を題材として-」です。

目が見える人にとって、目が見えない人の世界は、とても不自由であると感じるかもしれません。目が見える人は、外界からの情報の約8割は、視覚情報に頼っていると言われています。目をつぶって歩くと、どんな感じがするでしょうか?

やっぱり、とても不安かもしれません。
それは、目が見えることがあたりまえ、なのですから。

では、目が見えない人にとっての世界とはどのようなものなのでしょうか。

今回は、絵本「みえるとかみえないとか」を題材として、障害ってなんだ?と、参加者の方と対話をしてみたいと思います。

皆さんとの一期一会を楽しみにしています。

第45回みんくるカフェ「障害ってなんだ?-絵本「みえるとかみえないとか」を題材として-」

日時 2019年05月22日(水)
19:00〜21:00(開場18:45〜)

会場 中野区社会福祉会館(スマイルなかの)3F会議室B
 
*東京都中野区中野5-68-7
*JR中野駅北口徒歩5分

定員 10名(先着順)

参加費 1,000円(飲み物とお菓子をご用意します)
*参加費は会場費・運営費に使用させていただきます
*キャンセル料について
ご参加をキャンセルされる場合、以下のようにキャンセル料を申し受けます。
・前日のご連絡 50%
・当日のご連絡 100%
・ご連絡なく不参加 100%

申込み 申込みはこちら>

セッションの流れ 19:00-19:15 イントロ&アイスブレイク
19:15-19:30 絵本「みえるとかみえないとか」朗読
19:30-20:00 対話セッション1
20:00-20:30 対話セッション2
20:30-20:45 全体共有・まとめ
20:45- クロージング

問合せ みんくるプロデュース事務局
mincleproduce@gmail.com

主催 一般社団法人みんくるプロデュース




みなさん、こんにちは!
一般社団法人みんくるプロデュースのそんそんです。

2月15日に、本郷三丁目のFARO COFFEE & CATERINGにて、LGBTQsと医療に関するテーマで、みんくるカフェを開催しました。参加者は15人、スタッフを入れて19人での会となりました。

第42回みんくるカフェ-img02

ゲストは、医療従事者のよっしーさん。LGBTQsの基礎知識と個人的な経験について、最初にお話をしていただきました。面白かったのは、「割り当てられた性」「心の性(性自認)」「性的指向」「表現する性」について、自分がスペクトラムのどこに位置するかを付けてみるワークです。
第42回みんくるカフェ-img03
ちなみに、私も付けてみたところ、ある部分は端ではなく、中央寄りだったりと、自分でも大変面白い気づきがありました。トランスジェンダーに関しては「性別違和/性同一性障害とは異なり、診断名ではない」ということも述べられていました。誤解が多い部分だと思います。
また、よっしーさんが強調されていたのが、「自分のセクシュアリティを誰に伝えるか(カミングアウト)は、本人が決めることであり、他者が第三者には伝えないのがルール(アウティング)」ということです。「決してアウティングをしないようにしましょう」という言葉が印象的でした。

他にも、LGBTQsに関して、医療従事者への教育が不足していること、医療従事者だけの空間や大学の教室内などで、差別的発言などもしばしば聞かれることなどが、語られていました。教育的な場面で指導する立場の人には、こうした認識を改めてほしいと強く感じた部分です。

第42回みんくるカフェ-img04

休憩時間をはさんで、後半は3グループに分かれて対話セッションを行いました。途中で、メンバーをシャッフルする、ワールドカフェ変法(模造紙を使わないパターン)です。

私のテーブルでは:
・医療従事者によるLGBTQsに対する差別的な発言が仲間内だとしばしば聞かれる(医療従事者の方)
・結婚していないと入院患者の付き添いが行えないという意味では、LGBTQsの方もそうだし、婚姻関係になりパートナー一般に対してハードルが高い
・医学教育の中で、そうした教育や啓発がほとんど行われていない
・性のマイノリティ以外にも、障害者や社会的問題を抱えた方など、さまざまなマイノリティの人がいて、社会の中で一緒に考えていく問題ではないか
・性自認や性的指向はグラデーションがあるものであり、誰しもそれが変化する可能性があるのではないか。それが固定的ということを前提にしている社会制度のほうがおかしい(戸籍の変更は、基本的に性適合手術を受けていないとできない、など)。
といった意見や考えが述べられていました。

参加者のアンケートでは:
・「LGBTのカミングアウトをした時の反応として、『親しい人ほど本当の気持ちを言って話をして理解してほしい』と聴いてその通りだなと思いました」
・「多様性への想像力を刺激するのに、言葉で伝える限界を感じていたので、スペクトラムを使う手法はとても良いと感じた」
・「職場で、今後当事者の方に出会ったときに、自分ができるケアがありそう」
・「自分が理解するだけでなく、周りへの啓蒙もしていきたいと思った」
などの感想が述べられていました。

第42回みんくるカフェ-img05

今回、貴重な話題を提供してくれたよっしーさんに、心より感謝したいと思います。

今後も、医療におけるLGBTQsの方々の困りごとなどについて、こうした学び合いの場が増えていくことを願っています。


みなさん、こんにちは!
一般社団法人みんくるプロデュース事務局のあいちゃん(芦野)です。

来たる2月9日に、さくら舎より、みんくるプロデュース代表の孫が初の単著を刊行します!

article00158-img02
 Amazonで予約受付中>

「対話する医療:人間全体を診て癒すために」と題し、家庭医療や、みんくるカフェなどの対話活動、フィンランドでのオープンダイアローグなどについて、一般の方でも読みやすい内容となっています。

また、医療・福祉・介護専門職の方にも、医療コミュニケーション、患者中心の医療の方法、ダイアローグの原則と実際などについて紹介しており、ご満足いただけるものと思います。

「対話」というキーワードで、ここまで幅広い分野にわたって書かれてある本はめったにないのではないかと思います。良かったらお手に取ってみて下さい。


みなさん、こんにちは!
みんくるプロデュースが定期開催する「みんくるカフェ」は、市民・患者と医療者が「対話」を通してともに学ぶことのできる場で、どなたでも気軽に参加できます。

今回は、LGBTQsについて語り合い、考えるカフェです。

性的マイノリティの人が医療にアクセスしようとするとき、どんな困り事があるでしょう。LGBTQsという言葉を耳にすることが増えたけれど、LGBTQs当事者であっても困り事は一人ひとりそれぞれ違います。よくよく考えていくと、その困り事って、性的マイノリティだけに当てはまることなんでしょうか??

今回のみんくるカフェでは、LGBTQsを切り口として性にまつわる医療での困り事やあれこれをみんなで結論を求めずに語り合い、語り合う中で、一人ひとりの患者さんを本当に主人公にした医療の在り方がぼんやり浮かんできたらいいなと思っています。

きっかけ作りをするのは、LGBTQsの当事者で内科医のよっしーです。

皆さんとの一期一会を楽しみにしています。

第42回みんくるカフェ「LGBTQsを語ろう:性と医療のあれこれ」

日時 2018年02月15日(木)
19:00〜21:30(開場18:45〜)

会場 FARO COFFEE & CATERING
公式Facebookを見る>
 
*東京都文京区本郷2-39-7
*地下鉄丸ノ内線・都営大江戸線「本郷三丁目」駅から徒歩数分

対象 LGBTQs当事者の方、関心のある方

定員 15名(先着順)

参加費 3,500円(軽食・ドリンク代が含む)
*キャンセル料について
ご参加をキャンセルされる場合、以下のようにキャンセル料を申し受けます。
・前日のご連絡 50%
・当日のご連絡 100%
・ご連絡なく不参加 100%

申込み 申込みはこちら>

ゲストスピーカー よっしー
内科医

プログラム 19:00-19:15 趣旨説明・グループ内自己紹介
19:15-19:45 ゲストトーク
19:45-21:00 対話セッション
21:00-21:15 全体共有・まとめ
21:15-21:30 アンケート記入/交流時間

問合せ みんくるプロデュース事務局
mincleproduce@gmail.com

主催 一般社団法人みんくるプロデュース